じゃあ、汐見さんはどうなんだろう。
悠真と同じ、生きていた頃の記憶を含むと、四回分のゲームの記録が残っていることになる。
完全に目が覚めた悠真が、不安そうに私たちを見ていた。
「…………どうか、した?」
「ううん」と私が答えると、悠真は軽く数回頷いて、そっか、と呟いた。
朱美と轍を見てから、汐見さんが言った。
「悠真くん」
「ん?何?」
「朱美ちゃんと轍くんも、起こした方がいいと思う。そろそろ時間だし、この後のこともあるから……」
「あぁ、分かった」と言うと、悠真は隣にいた轍の肩を、揺すり始めた。



