「え?う、うん?」
何故か謝られ、戸惑う私。
それを隣で見ていた汐見さんが、私にこっそり教えてくれた。
「ミナっていうのは、前の時のチームだった女の子なの。……学年全員の名前を覚えると、たまに忘れちゃうから」
「が、学年全員!?」
思わず声をあげてしまった。
「うん……。強制的に、頭のなかに記憶として残されるんだよ。悠真くんの場合は、これが三度目のゲーム。だから、三回分の記憶が入り交じっているんだと思う」
ということは、悠真が生きていた頃の記憶と、一回目。そして、今───二回目の復讐の記憶が混ざっている。そんなことが、可能なのだろうか。
……いや、汐見さんの力を使えば出来るかもしれない。不可能ではない。
悠真が私のことを忘れるのも仕方がないことなのだろう。



