ガッ、
外側から鍵がかかっていて、内側からは開けられなかった。
代わりにガラス越しに見えたのは、無数の穴の空いた死体。
さっきの女の子は弾丸の勢いで飛ばされたのか、目の前の壁にもたれて死んでいた。
先生のように無惨な姿ではなく、穴があいて真っ赤に染まったシャツを着ている。
顔にこれといった傷はなく、死体とはいえないような綺麗な姿で目を閉じていた。
「人が死んだ」という感覚に、体が麻痺していく。……不思議と、気が遠くなっていくように。
膝が笑っているのか、その場から動けない。ふらふらしながらも向きを変えて、壁に寄りかかった。
悠真は心配して声をかけてくれたけど、霧雨さんは平然とドアの前に立つ。
「もう爆発するから、休んでる暇はないわよ。私が合図したら、すぐにここを出るんだから。いい?」



