悠真の話を聞き終わったときには、皆は何がなにか分からない様子で、ただ、固まっていた。
朱美も轍も、話が理解できていないようだった。
悠真は地面に倒れている汐見さんを見て、小さく呟いた。
「お前も…………聞いてたんだろ?」
「……」
「皆に言ったから、大丈夫。もう、隠すこともなにもないんだ」
「……」
汐見さんはピクッと体を動かすと、そのままゆっくりと手をついて、起き上がった。
その時の表情は、どこか悲しそうで、光の通らないような暗い目をしていた。
「……汐見」
……あれ?でも……一つ気になる事がある。



