爆発まで残り5分となりました

───未練解消。



きっと、冬也くんにも未練はあるんだろう。



その話をしている時の冬也くんの顔は、どこか寂しそうだった。




「四十九日が、タイムリミットらしい」




四十九日という言葉も、何となく聞き覚えがあった。でも……




「汐見はどうする?」




少し歪んだようにその声が聞こえたのは、気のせいだったのだろうか。



私に向かって背を向けている冬也くんは、腕で目を隠していた。




そしてしばらくして、涙声が聞こえてくる。




「……俺には、決められそうにないんだ」



「…………うん」




私には、自分の未練が何なのか、分からなかった。