その瞬間、瞼の奥から足の指の先まで、亀裂が入ったような鋭い痛みが走る。
悲鳴もでないような、想像を絶する痛み。経験したことのない、一瞬の間の、本当の地獄。
体を内部から抉り取られているような、高温で熱く、焼かれるような痛み。
ドオッ、と体に衝撃が入ると、焦げ臭い臭いと共に、体が軽くなった。
ゆっくりと目を開けると、そこには沢山の人が転がっていた。
誰の足か分からないけれど、骨の突き出た左足。肩までしかない体。
じゃあ、どうして私は生きているんだろう。……爆弾をお腹から、受けたはず。
恐る恐る首を腹部に回すと、そこに、私の"体"は存在しなかった。



