『ユウヒを振り回すからこうなるんだ。そこでしばらくお昼寝でもしてるんだね』
声はそれから聞こえなくなって、憎たらしい言葉を残して、消えてしまった。
酸欠なのか、浅い息を繰り返す悠真。悠真の体を支えながら、私は呟いた。
「どうして、こんな……」
こうなる前に……私が、意地でも止めておけば良かったのかもしれない。
ぞぞぞっ、と轍と朱美が後ろに下がって、シオミさんに対し、怒りの目を向けた。
「……俺たち、なにもしてないだろ?なのに、なんでこんな酷いことするんだよ!!」
横たわるシオミさんを見て、怒りをぶちまける轍。



