処分って…… 考えるだけで気分が悪くなる。 こんなこと、聞くんじゃなかった。皆を処分したなんて……聞きたくなかった。 頭の中でエコーする軽々しい口調に、苛立ちと悲しみが込み上げてきた。 その場にペタリと座り込むと、私はそこから、しばらく動けなかった。 人の死って、そんなに軽いものじゃ……ないはずだよね……なのに、どうして……。 シタ。シタ、シタ…… どこからかそんな音が聞こえて、私は閉じていた目を開いた。 ……誰かいるの?