爆発まで残り5分となりました


センセイ、は先生?








───聞いてみるしかない。



悠真が使ったというアレなら、きっと、分かるはず。



三階にある、──『壁掛けの電話』なら。





悠真の案により、私は三階を見張ることになっていたから、近かった。




初めて使うから、どうやって使ったら良いか分からない。



壁にかかっている白い電話機は、ボタンのいくつか並べられた、どこにでもありそうなシンプルな構造になっている。




唯一分かったのは、『壁掛けの電話』の上に、「三つまで質問できます」と丁寧に書かれたプレートがあったこと。




私は覚悟を決めて、受話器に手を伸ばす。






と、その時。