でも、もし他の別の場所に……私達が知らない場所があったとして、そこにいるなら。
シオミさん自身が動いてくれないと、私達は動けない。
校舎のなかに隠れるところなら、いくつもある。
数えられないぐらい、あるはず……──
「校舎のなかにいるかはわかんねぇけどよ……、さっきから見てたけど、ほとんどの奴らは、もう先に外に向かってる。俺らも行くか?」
ううん。それは、違う……。
私は独り言のように、ぽつりと呟いた。
「私は……まだ、校舎のなかを探した方がいいと思う」
「どうして?だって……もう、皆外に行っちゃったんだよ?もう、校舎のなかにはいないって……皆思ってるんだよ?」
それはそうだけど……でも。



