爆発まで残り5分となりました


私が振り返ってすぐ、柚希は抱きついてきた。こんな時に……会えるなんて。




「やっぱり……夏仍だっ!ずっと、会いたかったよぉーっ……!」




私も……ずっと会いたかった。





「こんな所で偶然会うなんて……思わなかった……っ、本当に、うれしい……」




柚希の背中に手をまわすと、柚希の温もりが、ちゃんと……この手に伝わってくる。



本当に……柚希だ。





じゃあ、柚希のチームの人達は、私のクラスメイトって事になるんだよね?



そう考えていた矢先に、一人の男の子がひょっこりと顔を出した。





「あれ?佐山じゃん!おひさー」



「え!や、山橋くん!?」




久しぶりの再開、かと思いきや……何故か山橋くんまで……!