次のバクハツは50分後、
三年生の皆さんは、ただちにメンバーと合流し、移動を開始してください』
すぐに、悠真はドアノブに手をかけた。
「夏仍、行くぞ」
「え……でも。悠真と私じゃ、グループが違うんじゃない……?」
「お前、青だろ?」
「う、うん……?」
すると、悠真はなぜか明るい顔になって私の肩に手をのせた。
「俺も青だからさ」
「悠真も……青?ていうか、何で知ってるの?私が青だって」
扉を開けて固まった状態で、悠真は私の制服のポケットを指差した。
「ほら、出てるし」
「わ、ホントだ」
ポケットからはみ出た青色の布が、紺色の制服よりも目立っていた。



