爆発まで残り5分となりました



次のバクハツは50分後、



三年生の皆さんは、ただちにメンバーと合流し、移動を開始してください』





すぐに、悠真はドアノブに手をかけた。




「夏仍、行くぞ」


「え……でも。悠真と私じゃ、グループが違うんじゃない……?」



「お前、青だろ?」



「う、うん……?」



すると、悠真はなぜか明るい顔になって私の肩に手をのせた。



「俺も青だからさ」


「悠真も……青?ていうか、何で知ってるの?私が青だって」



扉を開けて固まった状態で、悠真は私の制服のポケットを指差した。



「ほら、出てるし」


「わ、ホントだ」


ポケットからはみ出た青色の布が、紺色の制服よりも目立っていた。