爆発まで残り5分となりました




ドア越しに伝わってきた震動と爆音に、思わず鳥肌が立った。行き場のない焦りと恐怖が徐々に沸いてくる。




本当に……────爆発、した。





「……ははっ、マジかよ……これ」



苦笑いを浮かべているけど、悠真のその表情には、若干の焦りが混じっている。




そこで、また────





〈ザッ…ピーンポーンパーンポーン〉






『たった今、体育館がバクハツしました。死亡者は六名。引き続き、ゲームを行います。



では、先程のルールの続きを説明します』





悠真も何も言わず、黙って聞いていた。




『教室に一グループが入った場合、自動で鍵をかけさせていただきます。なお、鍵の解除は爆発の五分前までは可能です』