ドア越しに伝わってきた震動と爆音に、思わず鳥肌が立った。行き場のない焦りと恐怖が徐々に沸いてくる。
本当に……────爆発、した。
「……ははっ、マジかよ……これ」
苦笑いを浮かべているけど、悠真のその表情には、若干の焦りが混じっている。
そこで、また────
〈ザッ…ピーンポーンパーンポーン〉
『たった今、体育館がバクハツしました。死亡者は六名。引き続き、ゲームを行います。
では、先程のルールの続きを説明します』
悠真も何も言わず、黙って聞いていた。
『教室に一グループが入った場合、自動で鍵をかけさせていただきます。なお、鍵の解除は爆発の五分前までは可能です』



