「確か、規則性は次の爆発までしか分かっていないんだっけ。だったら、また新しい規則性を見つけないとな。
……さっきは規則性どおりに爆発したから、次に爆発する教室が、二年一組っていう可能性も高くなったし……」
轍の話についていけないのか、悠真は顔を歪ませてから口を尖らせた。
「……やっぱり、轍がリーダーの方が良かったんじゃねぇの?」
「自分から立候補とかなんとか言っといて、それはないだろ」
「う"っ」と悠真が眉をひきつらせて、辺りは静まり返った。
「そういえば……さ。さっきの爆発で死んだ人は、いなかったんだよね」
私がそう言うと、三人は顔を見合わせてハッとした表情を浮かべた。
「無事だった、ってこと?」



