爆発まで残り5分となりました




「確か、規則性は次の爆発までしか分かっていないんだっけ。だったら、また新しい規則性を見つけないとな。


……さっきは規則性どおりに爆発したから、次に爆発する教室が、二年一組っていう可能性も高くなったし……」





轍の話についていけないのか、悠真は顔を歪ませてから口を尖らせた。





「……やっぱり、轍がリーダーの方が良かったんじゃねぇの?」




「自分から立候補とかなんとか言っといて、それはないだろ」




「う"っ」と悠真が眉をひきつらせて、辺りは静まり返った。







「そういえば……さ。さっきの爆発で死んだ人は、いなかったんだよね」




私がそう言うと、三人は顔を見合わせてハッとした表情を浮かべた。




「無事だった、ってこと?」