爆発まで残り5分となりました



「んじゃ、お前ら付き合うんだな」




轍の言葉にハッとして振り返ると、後ろで朱美が笑っていた。




「こ、これは違うからなっ……!」



悠真が照れて、顔を真っ赤にした。




「半分告白みたいなものじゃない。せっかくだし、付き合っちゃえば?」




朱美が畳み掛けるように言う。




「えぇええぇえ!?」



半分告白って……!言われて初めて、自分がしていたことの恥ずかしさに気づいた。



何してるのよ私は!、と心のなかで怒鳴りまくった。顔が熱い。鼓動も速い。





「……どうしよ……そんな、わ……たし」




パニックになって、何故か涙も出そうになってきた。



「夏仍?ちょっ、大丈夫か!?」