爆発まで残り5分となりました










「そう、だよ……」






無理に笑って、何度も頷いた。





言い聞かせなきゃ───。




逆らったら……いけない。

逆らったら、逆らったら……きっと。





おばさんは私を見てから、満足したように、部屋を出ていった。








その日、最後におばさんに言われた。



明日、お母さんにサヨナラを言え、という、命令──絶対の言葉だった。






……今日の夜は、もう、眠れない。