爆発まで残り5分となりました








「……よ、……つよ。夏仍」




聞き覚えのある、懐かしい声。




目を覚ますと、茶色い木で組まれた天井が、目に映る。



……ここ、は?



「……え?」



「今日から、この私の家で、お父さんと暮らすことになった」




待ってよ……だって、それじゃあ。




「……お母さんは?」



困惑する私に、お父さんは優しく、語りかけるように、言う。



「まだ家にいるよ」



「へ……へぇ」



──どういうこと?どうして、ここに?