と、唸っている間にも時間は進み、気づけば目の前には、分かれ道。 「じゃあね、夏仍」 「うん。ばいばーい!」 柚希が走っていったのをさかいに、私も家へと走りだした。 「はっ、はっ、はっ」 短く息を切らしながら、私は走る。 桜の花びらが風に流されてきて、服の上に積もる。そしてまた、風で飛ばされる。 今日の夜ご飯は何かな? 今度の休みは、何をして遊ぶんだろう! 残りの短い一本道を駆け抜けて、私は家に向かう。そして、着いた途端に、 玄関のドアを勢いよく開いた。