爆発まで残り5分となりました



心の底から沸き上がってくる、安心感。


緊張がとけたのか、ふぅっとため息が出た。……でも、本当に、そうなのかな。



ほんの少しだけど、……やっぱり気になる。





ふと、顔をあげると。そこには、いつの間にか心配そうに私を見つめるお父さんの顔があった。





「……夏仍?こんなところでどうした?」




いつからいたの、と聞こうとしたけど、私の口からは、いっこうにその言葉が出なかった。



ちがう……なにかが、ちがう。



心のなかで、何かが引っ掛かっている。あれが現実だとは、思いたくないのに。




「え?……ううん!お母さんが、お父さんを起こしてきなさいって言うから」



「そうか、それはありがとう」



そう言って、頭を撫でられる。



「えへへ……」