──『……そっかぁ。じゃあ、お母さんが今から言うこと、聞いてくれる?』
『うん、いいよぉっ!』
お母さんが、言ってた。
『……お母さんはね、実は、体のなかに、わるものがいるの』
『わる、もの?』
確か、せいぎのみかた、が戦う相手じゃなかったっけ?
『それをたいじしたらね、お父さんも帰ってきてくれるんだけど……お母さんは弱いから、なかなか勝てないの』
じゃあ、お母さんがせいぎのみかたなんだね!すごい!
『もし、それで、わるものが夏仍に攻撃しちゃうことがあったら、夏仍はお母さんをたいじしてくれる?』
『どうやって、たいじするの?』
『お母さんが嫌になるような言葉を言って。そしたら、お母さんは元気になるから。分かった?』
……信じて、夏仍───。



