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今日はぐっすり眠れる。
「ふわぁ、疲れたぁ……」
私はパジャマに着替えて二階に上がると、お母さんと二人で寝ていた、大きなベッドに寝転んだ。
今日は隣に、お父さんがいるんだね。
「ふんふーん♪ふふーん、ふーん……」
夜はしちじを過ぎていた。
足をバタつかせて、私は聞いたこともない鼻歌を歌う。
が、そう長くも続かなかった。
明日の朝の楽しみなんだ!いっつも、隣にはお母さんしかいないから。
朝、起きたらお父さんが隣にいたら、すっごく嬉しいな。
お父さんはいっつも、私のそばにはいられないから……ね。



