爆発まで残り5分となりました



デブった猫を二、三匹入れたみたいに、すっごく重かったなぁ……。




「それで?柚希ちゃんとは同じ組だったの?」



お父さんが、肉じゃがを口に運びながら言う。私もごはんを口に詰め込んだ。




「うん、ほうなの!一年二組で、一緒になったんだよ!」



「そっかぁ」と、お父さんも嬉しそうだった。そうだなぁ。お父さんもおんなじ組だったらなぁ。




「こーら、夏仍。ごはんを食べてるときは、お口はチャックでしょ?」



「ふぁーい」




口にチャックをつけられると、途端に言葉が出なくなった。



と、いうより、もう話すことがなくなっちゃった……というか。




「母さん、ごはんおかわりしていい?」



お父さんがお茶碗を持って、ごはんをよそいに行く。