「……ひとりぼっちなのかなって、勝手に思い込んでたんだ」




三人はぎょっとした様子ではなく、ただただ真剣に、私の話を聞いてくれた。




「皆、本当に、私を仲間って思ってくれてるのか。不安で……仕方なかった」




私は、"あの日"以来、人を信じられなくなった。……信じれば、裏切られると思ってきた。



本当に裏切らないかを見極めるまでに、何年もかかった。だから……──。




何年も、かかってしまうから……





「信じられなかった……。怖くて、裏切られるんじゃないかなぁって。


…………"声"の、言う通り。今の自分が許せない。……ちゃんと信じられなかった自分が、本当に憎い……っ」





私は弱くて、泣き虫で。

そんな自分が、──本当に嫌いだ。