「バーカ、仮にも俺はリーダーだぜ?」 「だったらなおさらだろ?」 「まー、そうだけど」 短い会話が終わり、私達は円になって、その場に立つ。 「リーダー、〆の言葉をお願いします」 朱美が小バカにするように笑った。 悠真は難しそうに顔をしかめて、「うーん」と唸ると、諦めたように鼻息を吹く。 「とりあえず、───頑張るぞ!」 円の中央に悠真の手が置かれ、その上に、朱美。轍、私の順に手が重なる。 おーっ、という掛け声と共に、皆の気持ちが一つになった気がした。 ───そして、私達は走り出す。