つまり……じゃあ、私達は。
「連帯責任で、死ぬはず……」
悠真の言葉に、その場の空気が凍りついたように冷たくなった。
そうだよ……なら、どうして。
───どうして私達が、生きてるの?
カッ、カッ、と秒針が揺れて、太陽が雲に隠れる。
空はいつの間にか雲に覆われていて、雨でも降りそうな灰色で染まっていた。
「……私達が、殺した……?」
無意識にそう呟いていたようで、三人が一斉に視線をこちらに向けた。
「え?」
「だって……そうじゃない。私達が生きててシオミさんが死んでるなら、連帯責任にはならない。……シオミさんが私たちを追いかけてきてて、もしかして、それに気づかなくて……扉……閉まってて。それで、退場……させられてたら……」
もし、そうだったら……それこそ、私達が殺したってことなんじゃないの……?



