爆発まで残り5分となりました


つまり……じゃあ、私達は。




「連帯責任で、死ぬはず……」




悠真の言葉に、その場の空気が凍りついたように冷たくなった。


そうだよ……なら、どうして。



───どうして私達が、生きてるの?




カッ、カッ、と秒針が揺れて、太陽が雲に隠れる。



空はいつの間にか雲に覆われていて、雨でも降りそうな灰色で染まっていた。



「……私達が、殺した……?」



無意識にそう呟いていたようで、三人が一斉に視線をこちらに向けた。



「え?」



「だって……そうじゃない。私達が生きててシオミさんが死んでるなら、連帯責任にはならない。……シオミさんが私たちを追いかけてきてて、もしかして、それに気づかなくて……扉……閉まってて。それで、退場……させられてたら……」



もし、そうだったら……それこそ、私達が殺したってことなんじゃないの……?