それに続いて、朱美も、



「アタシも……いつ死んでもおかしくないって、怖くてたまらないよ……?」



え、じゃあ、何で?



私だけ……こんな感覚って。手を開いたり閉じたりしている悠真に、視線を移す。




「俺は別にんなことねーけど。夏仍、何か変じゃね?ゲーム始まってから、ずっと冷静じゃん」



「そう、かな?」



悠真だって冷静なのに、と言いそうになった。私的には、これが普通なのに……。




「……超能力、だったりして。なんつーか、爆発する教室が分かる、的な」




「へぇ?そ、そんなわけないよ。それが分かってたら、シオミさんを見つけなくても良いってことでしょ?」



「うぅ~ん……。その、意味不明な【夏仍パワー】は何なんだろうな?」



【夏仍パワー】って、何か嫌だな……。



「や、やめてよ……分からないもん。そんな力持ってないから……」