木原咲月ちゃんは私とるいと同じ中学で、るいとも私ともそれなりに話したりする関係性。




今、私と咲月ちゃんは同じクラスで、るいが言っていた好きな人の条件に合っている。




「だからもういいの…。」





静かに伝う涙は彼には届かない。届けられない。



「千晴…」


すーちゃんはそう言ってめいいっぱい私のことを強く抱きしめた。


すーちゃんの香りは本当にいい香りだなぁ。