「あ、あれ!?津軽くんは!?」
いつの間にか消えてしまった津軽くんの姿が見えずキョロキョロと周りを見渡す。
「千晴が一人でぶつぶつ言ってる間に帰ったけど。」
「え!?そうなの!?」
あれ、私、津軽くんと帰るんじゃなかったっけ!?
あの二人の話しの流れ的に私はるいと帰ることになったってことでいいのかな。
「何、千晴も津軽と帰りたかったわけ?」
何故がやたらと不機嫌でムッとした顔をするるい。
何をそんなに怒っているのかわからない。
ていうか、るい今日はよく喋なぁ。
「そ、そんなことない…よ」
「あっそ、じゃあ帰るぞ。」
そう言って私をおいて先に歩いて行ってしまうるい。
…私何かしたのかな。



