ピンクに染まる君 1

「ここがー、美術室。んでーここが音楽室」


「結構広いから、迷わないようになww」

また無邪気な笑顔。

眩しい。

「まっ迷う訳ないから!」

困ったようすで答える楓。

すると、孝太が


「お前、笑った事あんまねーだろ。」





「え?」


なんなのいきなり?

心が読める?

前に会ったことがある?

楓の心は、混乱状態。


何にも答えない楓に返して、


「実は、俺も」


「ガキの頃さ、いっつも楽しくてさ、ヘラヘラしてたんだよ、泣いた事なんて無いってくらい」

「そしたら、なぜか突然、親が離婚して、新しく母さんのところに来た男がなんとDV」


「そんなの、孝太くんのせいじゃないじゃん!!」

ムキになって言う楓。



でも





一緒だ






全く同じ。






「実は、私も、、同じ。」


そう答えると、


「マジ?!お揃いww」


「あっは!お揃いー!」



二人は、笑った。




素直な笑顔で