私の名前は、「基山 楓」 田倉咲高校生から来ました。 よろしくお願いします。 よろしくね〜!! 地味めな感じに自己紹介をする楓に向かって無邪気な顔で返す。 彼の名前は、〝高城 孝太〟 皆が高城につられるようにして話し始める。 「仲良くしようねー!」 「わかんないことあったら何でも聞いてな!」 皆が私を囲んで笑っている。 こんなの何年ぶりだろう。