今までの経験上、俺の女子分析は顔も成績も性格も、俺と同じか、ちょっとだけ劣っているか、ちょっとだけ優れているかである。

まさか、俺史上特殊なタイプの女が、転校したてで、しかも2人も発掘できるとは。まあ二人も俺と同じ人間なので、変な扱いは流石にしないが。(今してただろというツッコミは置いておいてくれ)

読書の世界にのめりこむ彼女の隣で、俺はまだ名前を聞いていないことにようやく気がついた。しかし聞くタイミングを考えていたかった。

こうゆう場合は……無難に読み終わりを狙うしかない。