episode
今日は土方さんと夕飯の買い物をお使いしています!
本当は沖田さんと来て内緒で甘味屋によってこうと思ったんだけど、それを察した土方さんがこの二人は一緒に行かせちゃいけねぇって…
だからってなんで土方さんなんだろう。
平助でもいいのにっ!
「おい…そういうのは心の中でだけ言っとけ」
「なっ!人の心読まないでくださいよ!どっからですか?!」
「ばりばり声に出てたわアホ。なんで土方さんとなんだろう。からだ」
「えー!土方さん惜しいですねえ!その前に付けた、土方さんと買い物できるのはすごく嬉しいけど、いつも忙しそうなのに、っていうの聞こえてなかったんですかぁ?」
「明らか後付けだろ…ったく。お前も総司みてえにべらべら口回るようになりやがって…」
「伊達に沖田さんと付き合ってるわけじゃないので」
「はいはい良かったな仲睦まじくて」
「はい♡」
素直に認めんなきめぇ、と毒を盛られギャーギャー口喧嘩しながら歩いていると、何やら人だかりが。
「あれ?なんかたくさん人集まってますよ。何か美味しいお団子でも落ちてるんでしょうか」
「なんでそうなるんだよ。あいつら落ちた団子に群がるわけねえだろ。どんだけ意地汚ねえんだ」
といって人だかりに近づいて見る。
そこにあったのは、浪士と思われる大柄な男と、その男に剣を向けられている男の子。
最近そういうのが増えている。
その度に捕縛してるんだけどね
ていうかその男の子…
「ええええええ?!?!?!!!」
私は叫んでしまった。
「おいっ…あいつもしかして…」
土方さんも気付いたようだ。
そう。その子はなんと赤いパーカーに学ランという、現代の格好をしていたのだ。
もしかしてこの子も飛ばされてきたのかな…
私と同い年くらいだろうか
背は高くひょろひょろしている。
すると、男が剣を振りおろした。
男の子はよけることもせず下を見てただつっ立っている。
「土方さん!!」
「ああ!」
その瞬間、土方さんが二人の間に入り、男の剣を止めた。
「あぁ?んだてめe…」
最後までいい終わらないうちに土方さんが斬った。
あぁ。人が斬られるのを見るのは2回目だ。一回目ほどではないがやはり胸くそ悪い。
って!男の子は大丈夫なのか?!
「ねぇ!君!」
「あっ…ちょっ!動かないでっ」
「へ?」
パキン
ん?なんだ今の不吉な音は。
ま、まさかっ…
「あァー!!!!俺のメガネがァあ!!」
やはり。さっきの音は私がメガネを踏んだ音…
まえに一度お母さんのを踏んだことがあるからわかる。
「ごめん!がちでごめん!」
めちゃくちゃ誤っていると、土方さんが言った。
「おいお前。後少しで斬られるとこだったんだぞ?なぜ逃げなかった」
「ええっ…俺斬られるとこだったんすか?」
メガネなくて全然見えなかった…
男の子がそう言ってようやく顔をあげた。
!!!
え?まじか!すっごくイケメン!
たれ目でとろーんとした目に、泣きぼくろ。唇はぷるぷるしてて小さい。
ヘタレイケメンとかいう部類の顔だ。
真っ黒なふわっとした猫毛は、前下がりにカットされ、前髪は目の上ギリギリまで伸びていた。
「わぁ!君すごくかわいいね!男の子だよね?学ラン来てるし!ていうか今混乱してるんじゃない?!知らないトコにいて。」
そういうと、男の子は驚いた顔をした。
やはり混乱していたのだろう。
「えっ…と、貴方が言う通り俺はここがどこかわからないですけど、今が平成じゃないということはさっきのでなんとなく把握しました…
ここはなんなんですか?」
平成…ということは私と同じ時代か!
いやぁよかったぁ!
ここで平成より後の時代から来たとか言われたらどうしようもなかったよ
でもここで説明するには注目を浴びすぎる。
土方さんに耳打ちする。
「やっぱりこの子も私と同じように未来からこっちに来ちゃったみたいです」
「そうか…見たことない格好だったからもしかしたらとは思ったが…」
「この子が間者ということは絶対にありえません。私が保証します。なので一旦屯所に連れて行っても?」
「ああ、そうするしかねえだろう。全く…新撰組は迷子お預り所じゃねえぞ」
「あのー。俺はどうすれば…?」
「おおすまねえ。とりあえず俺たちについて来てくれるか?話はそこでする。」
男の子は少し戸惑っているようだった。
そりゃ、こんな怪しい人に言われたらついて行きたくないよね。
てか、知らない人についてっちゃダメよってお母さんに言われてるはずだし!
「心配しなくていいよ。多分私も君と同じだから…笑 行こ?」
彼が安心できるように精一杯の笑顔で言う。
すると男の子の顔から少し力が抜け、ついて来てくれた。
「…わかりました」
私は土方さんに続いて歩き出すが、男の子はフラフラと酔っ払いのように歩いている。
あ、私がメガネ壊しちゃったから…
私は男の子のとこまで行くと手を取った。
「ごめんっれ 私がメガネ壊しちゃったから見えないよね…
しばらく手繋ぐけど我慢してちょ!」
「あ…すみませんわざわざ」
私が壊しちゃったのに怒るどころか謝るなんて!この子いい人なのかお人好しなのか…
しばらく話しながら歩いて屯所に着くと、早速幹部を集め、私が来た時のような状況になった。
「大丈夫、皆怖そうだけどいい人だから」
こそっと耳打ちをする。
おそらく男の子に近藤さんや幹部の人たちの顔は見えていないが、ここは新撰組。
威圧がすごい。
それを感じ取っていた男の子は緊張した面持ちでこくっと頷く。
それが可愛くて鼻血抑えるのに必死だった。
そして今までずっと手を繋いでいた私達は、沖田さんによって引き裂かれた。
「もう浮気?!早くない?!」
「違いますっ!早とちりしないでください!」
「ていうか誰こいつ。変な格好してるけど」
「これのどこが変な格好なんですかー!私の好みにジャストミートですよ!!!学ランパーカーは正義なんですよ!!!」
「ちょっと何言ってるかわかんない」
「お前ら静かにしろ」
土方さんが呆れた感じで行ってきた。
そして
「まず、お前の名前を教えろ」
「あ、佐藤海うみです。18歳です。」
私たちのやり取りを聞いてクスクスしてた海くんが答えた。
よかった。緊張解けてきたかな?
「私とタメじゃん!」
「そうだったんですか」
「うん!私は桜っていうの。呼び捨てで呼んでくれて全然構わないからっ」
笑顔で答えると海くんは顔を赤くして、
「わかりました。ありがとうございます!」
と言った。
その海くんの反応に沖田さんが反応したのは知らない。
「ねえ桜!こいつさ、お前が来た時みたいにわけわからん格好してるけど知り合い?」
平助が聞いてきた。
「いや、知り合いじゃないけど、未来はみんなこんな格好だよ…」
「そうだ。聞こうと思ってたんすけど、ここはどこなんですか?それに未来って…まさか俺…」
「うん!そのまさかだよ!」
「まぁそれは同じ境遇のそいつに聞け。」
私を指差して土方さんが言う。
「私も一か月くらい前にここにタイムスリップしてきちゃって…今はここでお世話になってるんだ!なんとなく勘付いてはいると思うけど、ここは新撰組がいる京だよ」
「やっぱりタイムスリップしたんですか…
って新撰組っていいましたか?!」
「うん」
おおっ?海くんなんか興奮してる…
もしかして海くんも新撰組大好きなのかな?!
「てことは!あそこでニコニコしてるアウストラロピテクスみたいな方は近藤勇ですか?!」
「ぶっ!!あっはっは!海くんアウストラロピテクスって…あははは!!!」
私が大笑いしている中、土方さんや近藤さんらは何のことかわからずハテナを浮かべている。
沖田さんはなんで海くんをにらんでるんですか…
「ん〜?あうとら…?は何か知らないが、私が近藤だよ」
近藤さんは貶されたのにも気付かず人の良さが出てる笑顔で微笑んだ。
海くんは続ける
「では!、そこの眉間に皺がよっている方が土方歳三で、さっき桜と俺の手を剥がしたのが沖田総司ですか?」
壊れたメガネを手で当てながら言う。
「そうそうっ!」
「僕、君に呼び捨てされる筋合いないんだけど」
沖田さんがツーンとして言った。
「あっ…すみません。」
海くんは肩を落とした。そして私にこそっと耳打ちしてきた。
今日は土方さんと夕飯の買い物をお使いしています!
本当は沖田さんと来て内緒で甘味屋によってこうと思ったんだけど、それを察した土方さんがこの二人は一緒に行かせちゃいけねぇって…
だからってなんで土方さんなんだろう。
平助でもいいのにっ!
「おい…そういうのは心の中でだけ言っとけ」
「なっ!人の心読まないでくださいよ!どっからですか?!」
「ばりばり声に出てたわアホ。なんで土方さんとなんだろう。からだ」
「えー!土方さん惜しいですねえ!その前に付けた、土方さんと買い物できるのはすごく嬉しいけど、いつも忙しそうなのに、っていうの聞こえてなかったんですかぁ?」
「明らか後付けだろ…ったく。お前も総司みてえにべらべら口回るようになりやがって…」
「伊達に沖田さんと付き合ってるわけじゃないので」
「はいはい良かったな仲睦まじくて」
「はい♡」
素直に認めんなきめぇ、と毒を盛られギャーギャー口喧嘩しながら歩いていると、何やら人だかりが。
「あれ?なんかたくさん人集まってますよ。何か美味しいお団子でも落ちてるんでしょうか」
「なんでそうなるんだよ。あいつら落ちた団子に群がるわけねえだろ。どんだけ意地汚ねえんだ」
といって人だかりに近づいて見る。
そこにあったのは、浪士と思われる大柄な男と、その男に剣を向けられている男の子。
最近そういうのが増えている。
その度に捕縛してるんだけどね
ていうかその男の子…
「ええええええ?!?!?!!!」
私は叫んでしまった。
「おいっ…あいつもしかして…」
土方さんも気付いたようだ。
そう。その子はなんと赤いパーカーに学ランという、現代の格好をしていたのだ。
もしかしてこの子も飛ばされてきたのかな…
私と同い年くらいだろうか
背は高くひょろひょろしている。
すると、男が剣を振りおろした。
男の子はよけることもせず下を見てただつっ立っている。
「土方さん!!」
「ああ!」
その瞬間、土方さんが二人の間に入り、男の剣を止めた。
「あぁ?んだてめe…」
最後までいい終わらないうちに土方さんが斬った。
あぁ。人が斬られるのを見るのは2回目だ。一回目ほどではないがやはり胸くそ悪い。
って!男の子は大丈夫なのか?!
「ねぇ!君!」
「あっ…ちょっ!動かないでっ」
「へ?」
パキン
ん?なんだ今の不吉な音は。
ま、まさかっ…
「あァー!!!!俺のメガネがァあ!!」
やはり。さっきの音は私がメガネを踏んだ音…
まえに一度お母さんのを踏んだことがあるからわかる。
「ごめん!がちでごめん!」
めちゃくちゃ誤っていると、土方さんが言った。
「おいお前。後少しで斬られるとこだったんだぞ?なぜ逃げなかった」
「ええっ…俺斬られるとこだったんすか?」
メガネなくて全然見えなかった…
男の子がそう言ってようやく顔をあげた。
!!!
え?まじか!すっごくイケメン!
たれ目でとろーんとした目に、泣きぼくろ。唇はぷるぷるしてて小さい。
ヘタレイケメンとかいう部類の顔だ。
真っ黒なふわっとした猫毛は、前下がりにカットされ、前髪は目の上ギリギリまで伸びていた。
「わぁ!君すごくかわいいね!男の子だよね?学ラン来てるし!ていうか今混乱してるんじゃない?!知らないトコにいて。」
そういうと、男の子は驚いた顔をした。
やはり混乱していたのだろう。
「えっ…と、貴方が言う通り俺はここがどこかわからないですけど、今が平成じゃないということはさっきのでなんとなく把握しました…
ここはなんなんですか?」
平成…ということは私と同じ時代か!
いやぁよかったぁ!
ここで平成より後の時代から来たとか言われたらどうしようもなかったよ
でもここで説明するには注目を浴びすぎる。
土方さんに耳打ちする。
「やっぱりこの子も私と同じように未来からこっちに来ちゃったみたいです」
「そうか…見たことない格好だったからもしかしたらとは思ったが…」
「この子が間者ということは絶対にありえません。私が保証します。なので一旦屯所に連れて行っても?」
「ああ、そうするしかねえだろう。全く…新撰組は迷子お預り所じゃねえぞ」
「あのー。俺はどうすれば…?」
「おおすまねえ。とりあえず俺たちについて来てくれるか?話はそこでする。」
男の子は少し戸惑っているようだった。
そりゃ、こんな怪しい人に言われたらついて行きたくないよね。
てか、知らない人についてっちゃダメよってお母さんに言われてるはずだし!
「心配しなくていいよ。多分私も君と同じだから…笑 行こ?」
彼が安心できるように精一杯の笑顔で言う。
すると男の子の顔から少し力が抜け、ついて来てくれた。
「…わかりました」
私は土方さんに続いて歩き出すが、男の子はフラフラと酔っ払いのように歩いている。
あ、私がメガネ壊しちゃったから…
私は男の子のとこまで行くと手を取った。
「ごめんっれ 私がメガネ壊しちゃったから見えないよね…
しばらく手繋ぐけど我慢してちょ!」
「あ…すみませんわざわざ」
私が壊しちゃったのに怒るどころか謝るなんて!この子いい人なのかお人好しなのか…
しばらく話しながら歩いて屯所に着くと、早速幹部を集め、私が来た時のような状況になった。
「大丈夫、皆怖そうだけどいい人だから」
こそっと耳打ちをする。
おそらく男の子に近藤さんや幹部の人たちの顔は見えていないが、ここは新撰組。
威圧がすごい。
それを感じ取っていた男の子は緊張した面持ちでこくっと頷く。
それが可愛くて鼻血抑えるのに必死だった。
そして今までずっと手を繋いでいた私達は、沖田さんによって引き裂かれた。
「もう浮気?!早くない?!」
「違いますっ!早とちりしないでください!」
「ていうか誰こいつ。変な格好してるけど」
「これのどこが変な格好なんですかー!私の好みにジャストミートですよ!!!学ランパーカーは正義なんですよ!!!」
「ちょっと何言ってるかわかんない」
「お前ら静かにしろ」
土方さんが呆れた感じで行ってきた。
そして
「まず、お前の名前を教えろ」
「あ、佐藤海うみです。18歳です。」
私たちのやり取りを聞いてクスクスしてた海くんが答えた。
よかった。緊張解けてきたかな?
「私とタメじゃん!」
「そうだったんですか」
「うん!私は桜っていうの。呼び捨てで呼んでくれて全然構わないからっ」
笑顔で答えると海くんは顔を赤くして、
「わかりました。ありがとうございます!」
と言った。
その海くんの反応に沖田さんが反応したのは知らない。
「ねえ桜!こいつさ、お前が来た時みたいにわけわからん格好してるけど知り合い?」
平助が聞いてきた。
「いや、知り合いじゃないけど、未来はみんなこんな格好だよ…」
「そうだ。聞こうと思ってたんすけど、ここはどこなんですか?それに未来って…まさか俺…」
「うん!そのまさかだよ!」
「まぁそれは同じ境遇のそいつに聞け。」
私を指差して土方さんが言う。
「私も一か月くらい前にここにタイムスリップしてきちゃって…今はここでお世話になってるんだ!なんとなく勘付いてはいると思うけど、ここは新撰組がいる京だよ」
「やっぱりタイムスリップしたんですか…
って新撰組っていいましたか?!」
「うん」
おおっ?海くんなんか興奮してる…
もしかして海くんも新撰組大好きなのかな?!
「てことは!あそこでニコニコしてるアウストラロピテクスみたいな方は近藤勇ですか?!」
「ぶっ!!あっはっは!海くんアウストラロピテクスって…あははは!!!」
私が大笑いしている中、土方さんや近藤さんらは何のことかわからずハテナを浮かべている。
沖田さんはなんで海くんをにらんでるんですか…
「ん〜?あうとら…?は何か知らないが、私が近藤だよ」
近藤さんは貶されたのにも気付かず人の良さが出てる笑顔で微笑んだ。
海くんは続ける
「では!、そこの眉間に皺がよっている方が土方歳三で、さっき桜と俺の手を剥がしたのが沖田総司ですか?」
壊れたメガネを手で当てながら言う。
「そうそうっ!」
「僕、君に呼び捨てされる筋合いないんだけど」
沖田さんがツーンとして言った。
「あっ…すみません。」
海くんは肩を落とした。そして私にこそっと耳打ちしてきた。
