「土方さん!沖田さん!お疲れ様です!!
中へ入ると、隊士が一斉にこちらに挨拶した。
その迫力に圧倒される。
すると、
「あっれー?!土方さん、この人誰?
「新しい隊士?!
「うおー!背ぇ高え!島田さんくらいあんじゃね?!
ん?なんだなんだ?笑
「初めまして。佐藤ハルです
俺は三人いるうちの一人に手を差し出した。
その人は握手をしてくれ、
「おう!ハルか!俺は原田左之助だ!
と、いった。
すると原田さんと握手してない方の手を取られ、
「俺は永倉新八だ!
と言われた。
「あはは!なにこの状況
右手は原田さん、左手は永倉さんに掴まれている。
俺が笑うと、原田さんと永倉さんは顔を見合わせた後、がははと笑った。
「お前!なかなか話せるな!
「な!かっこいいから嫌な奴だとか思ってたぞ!
「そんなことないっすよ!永倉さんと原田さんの方が何倍もかっこいっすから
三人で談笑していると、ちょっとー!!という叫び声が聞こえた。
「俺のこと忘れてない?!
ぴょこっと現れたのは背の小さいかわいい子。
「俺は藤堂平助だ!
小さいのに堂々と胸を張る姿はなんか、かわいい
思わず頭を撫でてしまった。
吹き出す永倉、原田コンビ。
「おいい!!バカにしてんのかこのやろー!
半泣きな藤堂さん。
「す、すみません…。思わず
プンプンしている藤堂さん。
それ、ますます可愛いだけっすから
「ほらお前らその辺にしろ!これからこいつの入隊試験だ。
「まじで?! おおお!なら俺とやろう!
藤堂さんが立候補した。
「俺は誰とでも良いですけど、俺、剣使えないっすよ?
「はぁ?
「ね、沖田さん。
沖田さんを見る
「ええ。なんせハルくんは剣相手に素手で買っちゃいましたからねぇ
コロコロと笑う沖田さん。
「うーんならどうしようか…
土方さんがおでこに手を当て考え出した。
「実践式にすればよくない?
腹田さんが提案する
「あ、いいじゃん!つか俺もやりたいし!
永倉さんも賛同する。
「んー。じゃそれでいいか。よし、ハル俺の竹刀貸してやる。
土方さんが竹刀を俺に渡す。
「ありがとうございます。誰とやれば…?
「藤堂行け。
「やっほーい!さ!やろやろ!
藤堂さんが竹刀をとり、構え出した。
いつの間にやら練習してた隊士は俺らの試合に注目している。
「では試合始め!
土方さんの掛け声を合図に、俺は一気にかかっていった。
だが、さすが相手は組長なだけあって、それをすっと受け流し、攻撃を繰り出してくる。
それをなんとか避けるが、さらに攻撃は続く。
「避けてばっかじゃ勝てないよー?
藤堂さんが楽しそうに言った。
カチーン。
「今何つった?
「へ?
俺は竹刀を捨て、喧嘩のポーズに入った。
「あはは!ハルくん、竹刀捨てちゃいましたよ
沖田さんの声が遠くで聞こえた。
藤堂さんの竹刀を避けながら隙を伺い、一気にお腹に一発入れる。
そして、よろけたところを飛び蹴りでフィニッシュだ。
「勝者、ハ、ル?でいいのか?
倒れた藤堂さんを見て土方さんが曖昧に言った。
「まぁ、実践式だし、な?
腹田さんも納得いくかいかないかと言う感じだ。
うーんと唸る幹部たち。
藤堂さんも起き上がり、
「今のありなの?!
って言ってる
「すみませーん笑 なんかこれじゃ納得いかないですよね? すぐに上達してみせますから、二日後また出直してもいいですか?
土方さんを見てへらっと笑うと、土方さんはんーと微妙な顔をした後、
「いや、合格だ。それほどならすぐ剣も上手くなるだろうしな
「やったー!ハルくん!合格だそうですよ! あ、そうだ、一番組!一番組来てくださいよ!
沖田さんは俺の手をとりブンブン上下させる
「まぁ、連れてきたのは総司だしな。ハルは一番組だ
土方さんの承諾も出たところで、俺たちは夕飯、もとい夕餉を食べることになった。
その時、隊士のみんなにも紹介され、早くもみんなと打ち解けた。
飛び蹴りを教えてくれって人が圧倒的に多かったけど…笑
部屋は他の一番組の隊士と同じで、その中でも山野八十八という人物と仲良くなった。
すごくイケメンな彼だが、少し抜けている。
「ハル見てると、春を思い出すよねえ
「そりゃ、春だからね
あははは!なんて、訳のわからない会話が初めての会話だったりする
話もそこそこに布団に入ると、今度は桜のことが気にかかった。
よんでみるか
俺は脳内で桜を呼び続けた
桜side
『っていう感じだったよ
『へー!なかなかうまくやってるじゃん!
話をしていた時のハルは楽しそうだった。
『こりゃ当分会えないかもね
ハルが残念そうに言った。
『ね。お互い頑張り時だもんね
『じゃあ初給料入ったら行くよ!
『お、ほんと?楽しみにしてる
『俺も女子を取り戻した桜がどんなになるか…
『なんだって?
『…なんでもないです笑
『そろそろ私寝るわ。おやすみハル
『そうだな。今日はいろいろあって疲れた。おやすみ
会話を終えると一気に睡魔が襲ってきたので、すぐ寝てしまった。
それから一ヶ月の間。
1日に3回ほどお客さんの相手をし、それ以外は芸妓に必要な技の訓練。
椿や、菊乃さん、梅松さんが交代で教えてくれた。
だんだんお客さんをもてなす機会が増えていったのは、私が上手になってきたということでいいのだろうか?
その後1日クタクタで布団に入ったら、ハルと話してから寝る。
たくさん話すときもあれば、少しの時もあった。
それが日常になりつつあるこの頃。
そしてついに、芸妓としてのデビューの日がやってきた。
今回は練習ではなく、ちゃんと接客をする。
「桜!ついに今日からだね!
椿がやってきた。年が近かったのもあってとても仲良くなった。
「うん!あぁ…緊張するよ椿ぃ〜
お腹を抑えてううっとする。
椿はケラケラ笑い、
「これ言ったらさらに緊張するかもだけどね、桜男の人たちの間で噂になってるんよ!
「は?噂?
「うん!すっごく美人な芸妓が入ったって! 二週間くらい前から結構指名入ってたんだけど、桜いっぱいいっぱいっぽかったし断ってたんだけどね
中へ入ると、隊士が一斉にこちらに挨拶した。
その迫力に圧倒される。
すると、
「あっれー?!土方さん、この人誰?
「新しい隊士?!
「うおー!背ぇ高え!島田さんくらいあんじゃね?!
ん?なんだなんだ?笑
「初めまして。佐藤ハルです
俺は三人いるうちの一人に手を差し出した。
その人は握手をしてくれ、
「おう!ハルか!俺は原田左之助だ!
と、いった。
すると原田さんと握手してない方の手を取られ、
「俺は永倉新八だ!
と言われた。
「あはは!なにこの状況
右手は原田さん、左手は永倉さんに掴まれている。
俺が笑うと、原田さんと永倉さんは顔を見合わせた後、がははと笑った。
「お前!なかなか話せるな!
「な!かっこいいから嫌な奴だとか思ってたぞ!
「そんなことないっすよ!永倉さんと原田さんの方が何倍もかっこいっすから
三人で談笑していると、ちょっとー!!という叫び声が聞こえた。
「俺のこと忘れてない?!
ぴょこっと現れたのは背の小さいかわいい子。
「俺は藤堂平助だ!
小さいのに堂々と胸を張る姿はなんか、かわいい
思わず頭を撫でてしまった。
吹き出す永倉、原田コンビ。
「おいい!!バカにしてんのかこのやろー!
半泣きな藤堂さん。
「す、すみません…。思わず
プンプンしている藤堂さん。
それ、ますます可愛いだけっすから
「ほらお前らその辺にしろ!これからこいつの入隊試験だ。
「まじで?! おおお!なら俺とやろう!
藤堂さんが立候補した。
「俺は誰とでも良いですけど、俺、剣使えないっすよ?
「はぁ?
「ね、沖田さん。
沖田さんを見る
「ええ。なんせハルくんは剣相手に素手で買っちゃいましたからねぇ
コロコロと笑う沖田さん。
「うーんならどうしようか…
土方さんがおでこに手を当て考え出した。
「実践式にすればよくない?
腹田さんが提案する
「あ、いいじゃん!つか俺もやりたいし!
永倉さんも賛同する。
「んー。じゃそれでいいか。よし、ハル俺の竹刀貸してやる。
土方さんが竹刀を俺に渡す。
「ありがとうございます。誰とやれば…?
「藤堂行け。
「やっほーい!さ!やろやろ!
藤堂さんが竹刀をとり、構え出した。
いつの間にやら練習してた隊士は俺らの試合に注目している。
「では試合始め!
土方さんの掛け声を合図に、俺は一気にかかっていった。
だが、さすが相手は組長なだけあって、それをすっと受け流し、攻撃を繰り出してくる。
それをなんとか避けるが、さらに攻撃は続く。
「避けてばっかじゃ勝てないよー?
藤堂さんが楽しそうに言った。
カチーン。
「今何つった?
「へ?
俺は竹刀を捨て、喧嘩のポーズに入った。
「あはは!ハルくん、竹刀捨てちゃいましたよ
沖田さんの声が遠くで聞こえた。
藤堂さんの竹刀を避けながら隙を伺い、一気にお腹に一発入れる。
そして、よろけたところを飛び蹴りでフィニッシュだ。
「勝者、ハ、ル?でいいのか?
倒れた藤堂さんを見て土方さんが曖昧に言った。
「まぁ、実践式だし、な?
腹田さんも納得いくかいかないかと言う感じだ。
うーんと唸る幹部たち。
藤堂さんも起き上がり、
「今のありなの?!
って言ってる
「すみませーん笑 なんかこれじゃ納得いかないですよね? すぐに上達してみせますから、二日後また出直してもいいですか?
土方さんを見てへらっと笑うと、土方さんはんーと微妙な顔をした後、
「いや、合格だ。それほどならすぐ剣も上手くなるだろうしな
「やったー!ハルくん!合格だそうですよ! あ、そうだ、一番組!一番組来てくださいよ!
沖田さんは俺の手をとりブンブン上下させる
「まぁ、連れてきたのは総司だしな。ハルは一番組だ
土方さんの承諾も出たところで、俺たちは夕飯、もとい夕餉を食べることになった。
その時、隊士のみんなにも紹介され、早くもみんなと打ち解けた。
飛び蹴りを教えてくれって人が圧倒的に多かったけど…笑
部屋は他の一番組の隊士と同じで、その中でも山野八十八という人物と仲良くなった。
すごくイケメンな彼だが、少し抜けている。
「ハル見てると、春を思い出すよねえ
「そりゃ、春だからね
あははは!なんて、訳のわからない会話が初めての会話だったりする
話もそこそこに布団に入ると、今度は桜のことが気にかかった。
よんでみるか
俺は脳内で桜を呼び続けた
桜side
『っていう感じだったよ
『へー!なかなかうまくやってるじゃん!
話をしていた時のハルは楽しそうだった。
『こりゃ当分会えないかもね
ハルが残念そうに言った。
『ね。お互い頑張り時だもんね
『じゃあ初給料入ったら行くよ!
『お、ほんと?楽しみにしてる
『俺も女子を取り戻した桜がどんなになるか…
『なんだって?
『…なんでもないです笑
『そろそろ私寝るわ。おやすみハル
『そうだな。今日はいろいろあって疲れた。おやすみ
会話を終えると一気に睡魔が襲ってきたので、すぐ寝てしまった。
それから一ヶ月の間。
1日に3回ほどお客さんの相手をし、それ以外は芸妓に必要な技の訓練。
椿や、菊乃さん、梅松さんが交代で教えてくれた。
だんだんお客さんをもてなす機会が増えていったのは、私が上手になってきたということでいいのだろうか?
その後1日クタクタで布団に入ったら、ハルと話してから寝る。
たくさん話すときもあれば、少しの時もあった。
それが日常になりつつあるこの頃。
そしてついに、芸妓としてのデビューの日がやってきた。
今回は練習ではなく、ちゃんと接客をする。
「桜!ついに今日からだね!
椿がやってきた。年が近かったのもあってとても仲良くなった。
「うん!あぁ…緊張するよ椿ぃ〜
お腹を抑えてううっとする。
椿はケラケラ笑い、
「これ言ったらさらに緊張するかもだけどね、桜男の人たちの間で噂になってるんよ!
「は?噂?
「うん!すっごく美人な芸妓が入ったって! 二週間くらい前から結構指名入ってたんだけど、桜いっぱいいっぱいっぽかったし断ってたんだけどね
