新撰組と女子高生のいろいろな話。

すると野菊さんが帰ってきた。

「桜はんどないなりました?

「野菊さん!おかげさまで…

「あらぁあ!思った以上や!今日からでも行ってもらいたいなぁ!

「せやろ!かわいいやろ!早く行かせたって!

菊乃さんはまた言った。

ていうか野菊さんまで?!

「せやけどやっぱ教育は必要やしな! 明日から少しずつ相手させたって、一月ほどはみっちり練習や!

野菊さんはドンと胸を張った。

私のためにここまでしてくれるのが嬉しくて、大きな声が出てしまう。

「はい!誰が教えてくれるんですか?

「椿がええな!年も近いし話しやすいやろ?

確かに椿さんとだと嬉しいし、仲良くなりたい

「わかりました!

「ほな今日は言葉を教えてもらい!
そしたらもう休みんし。疲れたやろ?

野菊さんがフッと微笑んだ。

嬉しい。

私も満面の笑みで返した。

それからは、椿が帰ってきて騒ぎ出すやら、言葉遣いの練習になった途端一気に厳しくなるやら濃い夜を過ごした。

もうボロボロで与えられた部屋へ行き、布団へダイブ。

「はぁあああ…

とため息を漏らした。

すごいな椿は。

あんなに私に教えてくれた後も、まだ仕事があるからと行ってしまった。

私も見習わなきゃ!

でもとりあえず今日は休もう、

ハル、どうしてるかな…

ふとハルのことを思い出した時、

『桜!

ハルの声が聞こえてきた。

『ハル?

『そうだよ〜やっと繋がった!

『あれ?もしかしてずっと呼んでた?

『当たり前!こっちでいろいろあったから早く話したかったのに!

『ごめんごめん。こっちもすごかったよぉ〜!

『桜は何やったん?

『着物着て、京言葉の練習!無事芸妓として雇ってもらえることになったから明日から研修期間だよ

『へぇ〜…。よかったけど、ほんと気をつけてね?変な男に変なことされないようにね?!

『はいはいハルは心配だなぁ。で、そっちはどんな感じ?

『えっとこっちはぁー

ハルが説明を始めた。