そして放課後。 私は制服姿のまま近所のスーパーへ行き、夕食の材料を買った。
献立は、ポテトサラダにゆで卵。メインディシュは鮭のムニエル。肉を食べるようになったのは明治かららしいので魚料理にした。デザートには固めるだけのプリンの素をたくさん買ったので、それでバケツプリンでも作ろうと思う。
隊士はたくさんいるので材料がハンパないことになった。
お小遣いを全て使ってしまったので当分買い物はしない事にしよう。
「よし。では出陣!
意識を集中させ、今度は初めから総司の前に出れるようにした。
……………
「ついたー!in江戸!
私が叫ぶと目の前には今まさにみたらし団子を食べようとしていた総司。
突然のことに驚いたのか口を開けたまま固まっている。
「やぁ。総司くん
私はニヤッと笑った。
「ちょ、桜!どっからあらわれたの?!この前も突然消えちゃったし…
「だから未来と行き来してるんだってば!
私はあわあわしている総司の隣に座った。
どうやら部屋でおやつを食べようとしていたとこらしい。
「さ、桜!足出しすぎだよ…
総司は私の着ていたスカートをチラッと見て赤面し、自分の着ていた羽織を腿にかけた。
「え?普通じゃない?
「普通じゃないよ!女の子は肌は出しちゃダメなの!
「そ、そうなんだ…
仕方なく私はその羽織を腰に巻いた。
「で、そのたくさんの荷物は何?
落ち着いた総司は私の持ってきた大量の荷物を指差す。
「んー?夕食でも作ろうかなって!あっちで材料買ってきたの!
へー!と総司は興味津々に中を見る。
まずビニール袋に驚く
「わっ!なにこれ!透明だし、見たことない布…
「ビニールっていう化学物質だよ
意外と説明が難しい
それから、ジャガイモやパックに入った味付けゆで卵、プリンの素の箱を見ていちいち驚いていた。
「やっぱり桜は未来の人なんだね
「そう言ってるじゃん
少しだけ総司は寂しそうな顔をした。
「夕食作りに来たんだよね?なら早く台所いこ。今日の当番が始めちゃう前に。
今度はいつもの笑顔に戻っていた。
私は特に気にすることなく
「うん!
と、大量の荷物を持って総司に台所まで案内してもらった。
台所に着くと原田さんと永倉さんと藤堂さんがいた。
「こんにちはーお邪魔してまーす
私が声をかけると、3人同時に振り返り、
「おお!桜来てたのか!
「なんだその格好??
「手に持ってるの何ー?
と、一斉に喋り出す。
「あんた達その一斉に喋るの好きだね
苦笑いを返すと、
「今日は桜が夕餉を作ってくれるって!
総司が三人に説明してくれた。
「うおお!!まじでぇ?!
藤堂さんは大喜びだ。
「うん!勝手に押しかけるのも申し訳ないしね!
「じゃあこの手に持ってるの透明な布に入ってるのは食材か?
腹田さんが珍しそうに近づいて見る
「そうだよ〜。私の国にはこういうのがあるの!
未来から来たなんて言えなくてそう言うと、普通に納得する原田さん。
「俺らも出来ることあれば手伝うぜ!
永倉さんは腕をまくってやる気満々だ。
「わぁ!ありがとうございます!総司、この三人の料理の腕前は??
「下の下です。
「よし。君達には出来上がった料理を運ぶ仕事をしてもらいます!
全く期待してなかった私は元から用意していたこの仕事を任せることにした。
そして、夕食作り。
まずは大きな桶にプリンの素と、買っておいた牛乳をいれ、水場で冷やしておく。
次にジャガイモを煮て柔らかくし、大きなボールに入れて潰す。
可愛く花形に切った人参をジャガイモに入れ、塩コショウ、マヨネーズで味付けをする。
それを隊士一人一人のお皿に丸いアイスのように盛り付けして、ミニトマトを二個添えた。
さらに味付けゆで卵を4等分にして2個づつトマトの隣に添える。
サラダが完成したら、今度はムニエル。
一気に鮭に小麦粉をまぶして、どんどん焼いていく。 フライパンのような鍋が少なくかったので、時間がかかってしまった。
その間にプリンは固まったので、これまた隊士のお皿にスプーンで盛り付けをする。
甘い卵豆腐とでも言っておこう。
完成したらのは三人組プラス総司に運んでもらっている。
四人して見たことない料理に興奮していた。
「さーて!完成だね!
並べ終わり、三人は隊士を呼んでくることになった。
総司は私の隣に立って、
「桜すごい!!こんなの見たことないんだけど!!
と、顔をキラキラさせている。
「ふふん!言うなれば未来の料理かな。 お口に合うといいんだけど
そして隊士たちが集まりだした。
それぞれポテトサラダや、鮭のムニエルに驚いていた。
近藤さんがやってくる。
「桜が作ってくれたらしいな。
ニカっと笑い、私の頭に手を置いた。
「はいっ!お口に合えばいいんですが…
「いやいや、どれもうまそうだよ。きっとみんなの口に会う。
ありがとう。
キュン♡
え?近藤さんかっこよくね??
土方さんとは一歳差だし、それほど年もいってないだろう。
やばい。かっこいい。
近藤さんが号令をかけ、食べ始める。
あちこちからうめぇええ!!と聞こえてくるのが嬉しい。
「桜!みんな嬉しそうだよ!やったね!
隣に座る総司が嬉しそうに言った。
「うん!よかった!
私もニコッと微笑み返す。
すると、総司の顔が赤くなる。
あ、赤くなるで思い出した。
「ねえねえ総司
私はコショコショ話のように口を総司の耳に近づけた。
「なに?
総司もこちらへ身を傾ける。
「私、未来のお酒いろんなの持ってきたんだけど、幹部の皆で酒盛りしない?私、お酌するよ
すると、
「ほんと?!皆呑んべえだから喜ぶよ!じゃあ幹部にはそれとなく伝えとくよ。 島原にでも集まるように
「島原?ここじゃダメなの?
「ここでやったら隊士がうるさいでしょ。あの荷物の量からしてそんな大量にあるわけでもなさそうだし。
おお。さすがだ。
「わかった。じゃあそういうことでよろしくね
任せてっ、と、顔をこちらに向け笑った。
か、かっこいいいいいい。
「総司かっこいいよォオオオ!!!
私は抑えきれないこの萌えを総司に抱きついて発散する。
「ちょ!ばか!みんないるから…
その声に周りをはっと見回すと、ポカーンとする隊士や、赤面する隊士。
「ごめん!!
私はすぐさま離れて、すでに食べ終わり、稽古に行った人の分の食器を下げた。
大体の人がいなくなった頃。
私はわちゃわちゃと食器を片付けていた。
すると、最後まで残っていた隊士の一人がこちらへと来た。
「あの!
ん? 私は向かい合うように体の向きを変え、首を傾げる。
この人もなかなかのイケメンだ。
「ご飯、美味しかったです!ごちそうさまでした!
ペコッと勢いよく頭を下げる。
「ありがとう!そう言ってもらえて嬉しい!
私は下げられた頭をわしゃわしゃとなでた
すると、ガッと手首を掴まれる。
「へ?
そしてずいっと迫ってくる体。
「あの!よろしければお名前を伺っても?!
綺麗な顔が近くにある。
うおおおおお!!!鼻血出るぅう!
「もももももちろん!花泉桜です…
なんか気恥ずかしくて最後は俯いてしまった。
「花泉…桜さん…
字の一つ一つを噛みしめるように繰り返す彼。
「ぴ、ぴったりだと思います!!すごく、いい名前だと!
ずいっとさらに近づき、顔を赤くして言った。
「あ、ありがとう…。あ、そうだ!き、君は??
向けられる視線が恥ずかしい。
彼も恥ずかしいのか顔が赤いのに、随分グイグイくるなぁ。
「あ、すみません…名乗りもせずに…
「いやいや、いいのよ!
「俺は、山野八十八です!
山野やそはち
「もしかして、八十八って書いて、やそはち??
「!そうです!よくご存知ですね!
「前何かで見て珍しいなぁって思ってさ!
「そうですか??
「うん。少なくとも私の地元ではいないよ!
彼、普通に話しやすいじゃん!
「八十八くん!
献立は、ポテトサラダにゆで卵。メインディシュは鮭のムニエル。肉を食べるようになったのは明治かららしいので魚料理にした。デザートには固めるだけのプリンの素をたくさん買ったので、それでバケツプリンでも作ろうと思う。
隊士はたくさんいるので材料がハンパないことになった。
お小遣いを全て使ってしまったので当分買い物はしない事にしよう。
「よし。では出陣!
意識を集中させ、今度は初めから総司の前に出れるようにした。
……………
「ついたー!in江戸!
私が叫ぶと目の前には今まさにみたらし団子を食べようとしていた総司。
突然のことに驚いたのか口を開けたまま固まっている。
「やぁ。総司くん
私はニヤッと笑った。
「ちょ、桜!どっからあらわれたの?!この前も突然消えちゃったし…
「だから未来と行き来してるんだってば!
私はあわあわしている総司の隣に座った。
どうやら部屋でおやつを食べようとしていたとこらしい。
「さ、桜!足出しすぎだよ…
総司は私の着ていたスカートをチラッと見て赤面し、自分の着ていた羽織を腿にかけた。
「え?普通じゃない?
「普通じゃないよ!女の子は肌は出しちゃダメなの!
「そ、そうなんだ…
仕方なく私はその羽織を腰に巻いた。
「で、そのたくさんの荷物は何?
落ち着いた総司は私の持ってきた大量の荷物を指差す。
「んー?夕食でも作ろうかなって!あっちで材料買ってきたの!
へー!と総司は興味津々に中を見る。
まずビニール袋に驚く
「わっ!なにこれ!透明だし、見たことない布…
「ビニールっていう化学物質だよ
意外と説明が難しい
それから、ジャガイモやパックに入った味付けゆで卵、プリンの素の箱を見ていちいち驚いていた。
「やっぱり桜は未来の人なんだね
「そう言ってるじゃん
少しだけ総司は寂しそうな顔をした。
「夕食作りに来たんだよね?なら早く台所いこ。今日の当番が始めちゃう前に。
今度はいつもの笑顔に戻っていた。
私は特に気にすることなく
「うん!
と、大量の荷物を持って総司に台所まで案内してもらった。
台所に着くと原田さんと永倉さんと藤堂さんがいた。
「こんにちはーお邪魔してまーす
私が声をかけると、3人同時に振り返り、
「おお!桜来てたのか!
「なんだその格好??
「手に持ってるの何ー?
と、一斉に喋り出す。
「あんた達その一斉に喋るの好きだね
苦笑いを返すと、
「今日は桜が夕餉を作ってくれるって!
総司が三人に説明してくれた。
「うおお!!まじでぇ?!
藤堂さんは大喜びだ。
「うん!勝手に押しかけるのも申し訳ないしね!
「じゃあこの手に持ってるの透明な布に入ってるのは食材か?
腹田さんが珍しそうに近づいて見る
「そうだよ〜。私の国にはこういうのがあるの!
未来から来たなんて言えなくてそう言うと、普通に納得する原田さん。
「俺らも出来ることあれば手伝うぜ!
永倉さんは腕をまくってやる気満々だ。
「わぁ!ありがとうございます!総司、この三人の料理の腕前は??
「下の下です。
「よし。君達には出来上がった料理を運ぶ仕事をしてもらいます!
全く期待してなかった私は元から用意していたこの仕事を任せることにした。
そして、夕食作り。
まずは大きな桶にプリンの素と、買っておいた牛乳をいれ、水場で冷やしておく。
次にジャガイモを煮て柔らかくし、大きなボールに入れて潰す。
可愛く花形に切った人参をジャガイモに入れ、塩コショウ、マヨネーズで味付けをする。
それを隊士一人一人のお皿に丸いアイスのように盛り付けして、ミニトマトを二個添えた。
さらに味付けゆで卵を4等分にして2個づつトマトの隣に添える。
サラダが完成したら、今度はムニエル。
一気に鮭に小麦粉をまぶして、どんどん焼いていく。 フライパンのような鍋が少なくかったので、時間がかかってしまった。
その間にプリンは固まったので、これまた隊士のお皿にスプーンで盛り付けをする。
甘い卵豆腐とでも言っておこう。
完成したらのは三人組プラス総司に運んでもらっている。
四人して見たことない料理に興奮していた。
「さーて!完成だね!
並べ終わり、三人は隊士を呼んでくることになった。
総司は私の隣に立って、
「桜すごい!!こんなの見たことないんだけど!!
と、顔をキラキラさせている。
「ふふん!言うなれば未来の料理かな。 お口に合うといいんだけど
そして隊士たちが集まりだした。
それぞれポテトサラダや、鮭のムニエルに驚いていた。
近藤さんがやってくる。
「桜が作ってくれたらしいな。
ニカっと笑い、私の頭に手を置いた。
「はいっ!お口に合えばいいんですが…
「いやいや、どれもうまそうだよ。きっとみんなの口に会う。
ありがとう。
キュン♡
え?近藤さんかっこよくね??
土方さんとは一歳差だし、それほど年もいってないだろう。
やばい。かっこいい。
近藤さんが号令をかけ、食べ始める。
あちこちからうめぇええ!!と聞こえてくるのが嬉しい。
「桜!みんな嬉しそうだよ!やったね!
隣に座る総司が嬉しそうに言った。
「うん!よかった!
私もニコッと微笑み返す。
すると、総司の顔が赤くなる。
あ、赤くなるで思い出した。
「ねえねえ総司
私はコショコショ話のように口を総司の耳に近づけた。
「なに?
総司もこちらへ身を傾ける。
「私、未来のお酒いろんなの持ってきたんだけど、幹部の皆で酒盛りしない?私、お酌するよ
すると、
「ほんと?!皆呑んべえだから喜ぶよ!じゃあ幹部にはそれとなく伝えとくよ。 島原にでも集まるように
「島原?ここじゃダメなの?
「ここでやったら隊士がうるさいでしょ。あの荷物の量からしてそんな大量にあるわけでもなさそうだし。
おお。さすがだ。
「わかった。じゃあそういうことでよろしくね
任せてっ、と、顔をこちらに向け笑った。
か、かっこいいいいいい。
「総司かっこいいよォオオオ!!!
私は抑えきれないこの萌えを総司に抱きついて発散する。
「ちょ!ばか!みんないるから…
その声に周りをはっと見回すと、ポカーンとする隊士や、赤面する隊士。
「ごめん!!
私はすぐさま離れて、すでに食べ終わり、稽古に行った人の分の食器を下げた。
大体の人がいなくなった頃。
私はわちゃわちゃと食器を片付けていた。
すると、最後まで残っていた隊士の一人がこちらへと来た。
「あの!
ん? 私は向かい合うように体の向きを変え、首を傾げる。
この人もなかなかのイケメンだ。
「ご飯、美味しかったです!ごちそうさまでした!
ペコッと勢いよく頭を下げる。
「ありがとう!そう言ってもらえて嬉しい!
私は下げられた頭をわしゃわしゃとなでた
すると、ガッと手首を掴まれる。
「へ?
そしてずいっと迫ってくる体。
「あの!よろしければお名前を伺っても?!
綺麗な顔が近くにある。
うおおおおお!!!鼻血出るぅう!
「もももももちろん!花泉桜です…
なんか気恥ずかしくて最後は俯いてしまった。
「花泉…桜さん…
字の一つ一つを噛みしめるように繰り返す彼。
「ぴ、ぴったりだと思います!!すごく、いい名前だと!
ずいっとさらに近づき、顔を赤くして言った。
「あ、ありがとう…。あ、そうだ!き、君は??
向けられる視線が恥ずかしい。
彼も恥ずかしいのか顔が赤いのに、随分グイグイくるなぁ。
「あ、すみません…名乗りもせずに…
「いやいや、いいのよ!
「俺は、山野八十八です!
山野やそはち
「もしかして、八十八って書いて、やそはち??
「!そうです!よくご存知ですね!
「前何かで見て珍しいなぁって思ってさ!
「そうですか??
「うん。少なくとも私の地元ではいないよ!
彼、普通に話しやすいじゃん!
「八十八くん!
