新撰組と女子高生のいろいろな話。

今回はショルダーバックはさすがに合わないので 籠が着いた巾着を持ち、中に一口チョコと、護身用におもちゃの銃をいれた。

それじゃ、行きますか!

私は意識を集中させる。

前は新撰組について何も知らなかったので幼少期に行ってしまったが、あれからたくさん勉強したので正確に着くはずだ。

新撰組になってからで、なおかつ特に何もない年…

1865年の、五月くらいかな

場所は壬生寺。

だんだん意識がなくなっていく。

バタン。

目の前は真っ暗になった。

目をさますとそこは寺のような場所。

門には壬生寺と書かれており、タイムスリップが成功したことを証拠付けている。

よっしゃ!来たんだ!

私は早速新撰組屯所に向けて歩き出す…

が、どこに行けばいいんだ??!

街まではたどり着いたものの東京に住んでいる私は京都なんて修学旅行で少ししか行ったことなくて…

髷の人や、刀を持った人、着物を来た女の子など、街には人がたくさんいた。

どうやらまた人に聞き込み調査しなきゃいけないようだ

私は家の前で水を撒いていた女の子に話しかける。

「あのお聞きしたいことがあるんですが

「はい?…ってなんて綺麗なお姉さん!

女の子は頬が少し赤くなっていた。

この格好変じゃないんだな!

よかった!

「新撰組の屯所に行きたいんです
道を教えてくれませんか?

すると女の子は、

「新撰組ですか? それならすぐそこですっ!ていうかご案内します!

親切にもこう言ってくれた。

「ほんと?!ありがとう!!

私はニコッと微笑む。

「ここここちらです…

女の子がロボットみたいに動き出す。

き、緊張してるのかな?

あはは…

気合いれすぎたかな

「そんなに緊張しないでよ

見かねた私は砕けた感じで話しかける

「でもっ、お姉さん本当に綺麗な顔立ちですし、着物も立派で…

「あははっ!これ今日初めて来たんだよねえ! 新撰組に会いたい人がいて気合いれすぎちゃった

これが普段着じゃないことを知ると、女の子は少し緊張が解けたようだ

「そうなんですか?!もしかして恋人だったりして…きゃー!新撰組かっこいいお方ばかりですから、お姉さんとさぞお似合いでしょうね

女の子は笑顔だ

「へぇ〜そうなんだ…じゃあさ沖田って人は知ってる?

「沖田さんが恋人?! 知ってますとも。とても強くていらっしゃいます

「へぇ!!強いって言われてるんだ! わぁ〜嬉しいなぁ

「恋人が褒められると嬉しいものですよね

「さっきから流してたけど、沖田って人と恋人じゃないからねっ!強いて言うなら沖田の師匠的な?

「なんだ残念です… ていうか師匠?! あなた様がですか?!

お、驚きすぎだろ…

「う、うん…

「でも沖田さんの方が年上に見えますよ

「まぁ、いろいろあるのさ。

「そういうもんなんですか…

女の子はもうちょい詳しく知りたそうだ。

また会えたら教えてあげよう

「あ、あそこが新撰組です!

女の子が立ち止まる。

「わぁ!大きな家!

「では、ここまでで私は仕事に戻りますね!

「あれっ仕事の途中だった?!わざわざごめんね!!

「いえいえ!お話できて楽しかったです。あのお名前聞いても…?

「ああそうだね!私は花泉桜だよ

「名前まで素敵です。私は椿です。

「君も十分素敵な名前じゃん!それに、椿ちゃん、すごくかわいいからね?!

白い肌に、ぷっくりとした唇。

そこらへんの女の子より断然かわいい

「そ、そうですか…?

「うん!!あ、お礼にこれあげるよ!

私は髪につけていた花を一つとって、女の子の髪につける。

「ええっ!こんな綺麗なものいただけません

「いいんだっここまで連れてきてくれたお礼。それにお揃いだよっ!

そういうと椿ちゃんは戸惑いつつも笑顔でありがとうといった。

「じゃあね椿ちゃん!次会うときは友達だよ!

「はいっ!

手を振り、椿ちゃんと別れる。

よし。

私は屯所の門の前まで行き、近くを通った隊士らしき人に声をかけた。

「すみません。沖田って人いますか?

ニコッと微笑み、そう聞くと、隊士らしき人は、まっかになって

「えっ?あ、はははいっ! おります!

「ほんと?!会うことってできる?!

「もちろんですっ!只今、読んで参りますっ!

と、どもりながらいった。

あんなに慌てて走ると転ぶで…

しばらくして、誰かと先ほどの隊士の話し声が近づいてきた。

「なんで僕が女の子なんかに会わなきゃなんないのさ

「沖田隊長! あんな綺麗な方が知り合いにいるなんてすごいですよ!

「だーかーらー、綺麗な若い人なんて僕の知り合いにはいないのー!

この沖田隊長と呼ばれた低い声の持ち主が宗次郎だろう

すごく声が低くなったなぁ

成長を感じるよう

私は宗次郎がどんな風に育ったのかドキドキしながら待つ。