新撰組と女子高生のいろいろな話。

私はそっと宗次郎を離すと、立ち上がる。

「いくらかわいい宗次郎のお願いでもそれはできないなぁ〜笑 ま、宗次郎が大きくなってすっごく強くなった頃また会えると思うしさ、それまで剣術の稽古に励みなよ

それにそろそろテストが近い…

いい加減勉強始めないと…

「なんでまた会えるってわかるんだよ!

「へへーん!私の予言は当たるのよっ

チロっと舌を出して肩をすくめる。

「じゃあ約束だよ。絶対僕に会いに来てね?

宗次郎が小指を出してきた。

「約束するよ。女に二言はないからね!

私も小指を差し出し、宗次郎の小さなそれに絡める。

「よし、これで私達はまた絶対会える! じゃあねー!宗次郎っ

私は塀を越え、振り返らずに神社まで走った。

宗次郎はあの新撰組の沖田総司なんだからまた会えるよ。

だってテスト終わったらそっちに行くつもりだったしね!

あはは!

楽しみ〜!宗次郎どんな風に育つんだろ。

ありゃ美形だなぁ!

うひひっと笑い、神社に着いた私は現代に戻る。

今日は月曜日。

そして来週の水木金月がテスト本番だ。

今から勉強してもまだ間に合うだろう!

私は真面目だからね⭐️ちゃんと勉強もするのよ!

それから一週間、家に帰ると勉強に励んだ。

水木金のテストが終わり、土日も勉強漬けで、月曜日のテストもやっと終わった。

午前で終わり、午後は自由だ。

学校の自分の机で荷物を揃えていると、友達のさっちゃん花籠颯希が、私のとこにきた。

「桜!やっとテスト終わったし、これから遊び行かない?

私は午後は新撰組の宗次郎のとこに行こうと思ってたのだが、大好きなさっちゃんの誘いは断りたくない

「わあ!行く行く!!よっしゃ!久しぶりに騒ぐぞー!

「あはは! お願いだから人が多いとこでは黙れよ?

おうふ。了解。

これまでにも遊びに行くとハイテンションになる私の行動、さっちゃんはちょっと恥ずかしかったのかもしれない

そして私達はカラオケやショッピング、ご飯を食べて家に帰った。

時計はもう7時

「桜おかえりー遅かったわね

お母さんが出迎えてくれた


「ただいまー!さっちゃんとはしゃいできた! あ、ご飯は食べてきたから

「はあ?それなら連絡の一つくらいいれなさい!あんたの分まで作っちゃったじゃないの

「じゃー食べようかな

お母さんを怒らせると怖いのだ

食べ終わり、食器を洗い、お風呂に入る。

はぁ気持ちいい。

やっぱり今週は平日は行くのやめようかな

土日に行くことにして、、

よし。

以前宗次郎の稽古をつけていた時、実は結構辛かったのだ。

かわいい宗次郎のためだから我慢できたけどね

そして私は一週間を無事乗り切った。

土曜の朝早く、私は宗次郎には3週間ぶりの再会だが、あちらからすれば恐らく10数年ぶりのはずだ。

私は前までは幼い頃の宗次郎のとこに行っていたが、今回は新撰組になった宗次郎に会いに行く。

外見変わってないからおどろくだろうな笑笑

ていうか私が宗次郎を見つけられるかな…

少々不安を抱きつつ、私は袴を来た。

稽古をつけているときは剣道の袴だったが、今回は女の子用のおしゃれな袴。

白地に紫の小さめの水玉が入った下地に、大きな赤と黄色の牡丹が散りばめられた柄に、深い緑の袴を合わせる。

足袋はワインレッドのおしゃれなやつにしたが、袴用のブーツを履いたので見えはしない。

少し残念だ

あとは、髪を横に一つにお団子にし、花の髪飾りをつける。

うーん、一個じゃなんか物足りないな

同じ花を2つ付けるとボリュームが出ていい感じになった

口には赤い紅を塗り、軽くお化粧もした。

姿鏡の前で念入りにチェックし、準備は万端!