「なにすんねん!」
沖田くんの頭を叩く。
「ひぎゃっ!
なんで叩くんですか?!僕なんかしましたか?!」
「はぁ?!あんたっ自覚ないの?!普通人が持ってるの直接食べないでしょ!」
「えっまだ食べる気でいました?」
「そうじゃなくて!」
はぁ?わけがわからないとでも言いたげな表情で見てくる。
が、すぐ何かを閃いたようで、
「あっ!もしかして、食べさせてあげてるみたいで恥ずかしかったんですか?」
と、ニヤニヤしながら聞いてきた。
ムキー!
そうなんだけど!その顔ムカつく!
だから
「んなわけないじゃん!!いくらでも食べさせてやるよ!!」
「え?ちょっ何する気でs…むぐっ!!」
持ってたおにぎりを沖田くんの口に押し込んだ。
ゴホゴホっ!!と、押し込まれたおにぎりにむせる沖田くん。
はは!いい気味だ!
勝ち誇った目で見てると、食べ終わった沖田くんが、
「…ゴホッ…まだここにも残ってますよ?最後までちゃんと食べさせてください。」
と、私の手を取り、ついていた米粒を舐め始めた。
「きゃぁああ!!!何すんのよ!」
思わず大声で叫んでしまった。
「わっ!ばか!静かにしないと…」
「なんだ今の声は!!!」
ドダドダと、複数人の足音が近づいてきた。
沖田くんは私に、押入れに!と小声で言い、私もそれに従って隠れ込んだ。
障子を開ける音が聞こえた。
「どうした総司!誰かいるのか?!」
低い声が聞こえた。
「ん?どうかしましたか?皆さん勢揃いで」
これは沖田くんの声だ…
「どうかってお前…今女の悲鳴が聞こえただろ」
セクシーそうな声が聞こえた。
「もしかして総司っ女を連れ込んでっ?!」
なんか子供っぽい声だな…
「土方さんも原田さんも平助も何言ってるんですか。そんなの聞こえませんでしたし、僕が女嫌いなの知っているでしょう?」
えっ?
「いや、明らかに聞こえただろ」
「俺たちも聞いたしな」
「でも確かに女嫌いな総司が連れ込むとも思えねえ」
「あはは皆狐にでも化かされたんじゃないですかぁ?」
「うーんそれもそうだね」
「今いち納得いかねえが…」
「どっかで女性が襲われたのかも知れないですね!」
「一応見廻りさせるか」
じょじょに会話は聞こえなくなり、足音も遠ざかっていった。
「もういいですよ」
沖田くんが押入れを開けた。
「すみませんでした」
素直に謝ると、沖田くんは気持ち悪そうに、
「貴女が謝るなんて不気味ですね」
おいその口縫い付けたろか
「疲れたから寝るわ。」
私は押入れに入ったまま、布団を敷き、寝転んだ。
どこのネコ型ロボットよ。
「あははっそこで寝るんですか?」
沖田くんが笑ってる。
そうだよ。ここで寝るんだよ。
無視して寝ていると、沖田くんはおやすみさない。と言って、押入れを締めてくれた。
女嫌いだったなんて…。
私のことも今は優しくしてくれてるけど心の中じゃ苦手意識持ってるかもしれない。
とりあえず沖田くんのために明日朝早くここを出よう。
そう誓って眠りについた。
んんっ…
目をさますとあたりは真っ暗だった。
まだ夜?
ボーッとして体を起こすと、ゴンっ!と何かに頭をぶつけた。
あ、そうだ。押入れで寝てたんだ。
頭に当たったのは天井だ。
押入れの扉をそっと開けてみる。
光が眩しい。
んーよく寝たぁ!
モソモソと押入れから出て、沖田くんの姿を探す。
あっれー?どこ行ったんだろ。
待っとくか。
しばらくボケーっとしていると、ようやく沖田くんが帰ってきた。
手にはまたしてもおにぎり。うっ…またあの甘いの我慢して食べなきゃダメなのかな…
私と目があうと、沖田くんはばっと駆け寄ってきた。
「桜さんっ!おはようございます。昨夜はよく眠れましたか?」
沖田くんの頭を叩く。
「ひぎゃっ!
なんで叩くんですか?!僕なんかしましたか?!」
「はぁ?!あんたっ自覚ないの?!普通人が持ってるの直接食べないでしょ!」
「えっまだ食べる気でいました?」
「そうじゃなくて!」
はぁ?わけがわからないとでも言いたげな表情で見てくる。
が、すぐ何かを閃いたようで、
「あっ!もしかして、食べさせてあげてるみたいで恥ずかしかったんですか?」
と、ニヤニヤしながら聞いてきた。
ムキー!
そうなんだけど!その顔ムカつく!
だから
「んなわけないじゃん!!いくらでも食べさせてやるよ!!」
「え?ちょっ何する気でs…むぐっ!!」
持ってたおにぎりを沖田くんの口に押し込んだ。
ゴホゴホっ!!と、押し込まれたおにぎりにむせる沖田くん。
はは!いい気味だ!
勝ち誇った目で見てると、食べ終わった沖田くんが、
「…ゴホッ…まだここにも残ってますよ?最後までちゃんと食べさせてください。」
と、私の手を取り、ついていた米粒を舐め始めた。
「きゃぁああ!!!何すんのよ!」
思わず大声で叫んでしまった。
「わっ!ばか!静かにしないと…」
「なんだ今の声は!!!」
ドダドダと、複数人の足音が近づいてきた。
沖田くんは私に、押入れに!と小声で言い、私もそれに従って隠れ込んだ。
障子を開ける音が聞こえた。
「どうした総司!誰かいるのか?!」
低い声が聞こえた。
「ん?どうかしましたか?皆さん勢揃いで」
これは沖田くんの声だ…
「どうかってお前…今女の悲鳴が聞こえただろ」
セクシーそうな声が聞こえた。
「もしかして総司っ女を連れ込んでっ?!」
なんか子供っぽい声だな…
「土方さんも原田さんも平助も何言ってるんですか。そんなの聞こえませんでしたし、僕が女嫌いなの知っているでしょう?」
えっ?
「いや、明らかに聞こえただろ」
「俺たちも聞いたしな」
「でも確かに女嫌いな総司が連れ込むとも思えねえ」
「あはは皆狐にでも化かされたんじゃないですかぁ?」
「うーんそれもそうだね」
「今いち納得いかねえが…」
「どっかで女性が襲われたのかも知れないですね!」
「一応見廻りさせるか」
じょじょに会話は聞こえなくなり、足音も遠ざかっていった。
「もういいですよ」
沖田くんが押入れを開けた。
「すみませんでした」
素直に謝ると、沖田くんは気持ち悪そうに、
「貴女が謝るなんて不気味ですね」
おいその口縫い付けたろか
「疲れたから寝るわ。」
私は押入れに入ったまま、布団を敷き、寝転んだ。
どこのネコ型ロボットよ。
「あははっそこで寝るんですか?」
沖田くんが笑ってる。
そうだよ。ここで寝るんだよ。
無視して寝ていると、沖田くんはおやすみさない。と言って、押入れを締めてくれた。
女嫌いだったなんて…。
私のことも今は優しくしてくれてるけど心の中じゃ苦手意識持ってるかもしれない。
とりあえず沖田くんのために明日朝早くここを出よう。
そう誓って眠りについた。
んんっ…
目をさますとあたりは真っ暗だった。
まだ夜?
ボーッとして体を起こすと、ゴンっ!と何かに頭をぶつけた。
あ、そうだ。押入れで寝てたんだ。
頭に当たったのは天井だ。
押入れの扉をそっと開けてみる。
光が眩しい。
んーよく寝たぁ!
モソモソと押入れから出て、沖田くんの姿を探す。
あっれー?どこ行ったんだろ。
待っとくか。
しばらくボケーっとしていると、ようやく沖田くんが帰ってきた。
手にはまたしてもおにぎり。うっ…またあの甘いの我慢して食べなきゃダメなのかな…
私と目があうと、沖田くんはばっと駆け寄ってきた。
「桜さんっ!おはようございます。昨夜はよく眠れましたか?」