新撰組と女子高生のいろいろな話。

「ふふっ貴方のせいですよ?僕はおでこをぶつけたのに貴方は背中をさするんですから」

「あ、そういえばそうだ…」

いや確かに変だけどさ、こんなに笑うことじゃなくない?

この人笑いの沸点が低いのかな

「じゃあ貴方はなんで笑ったんです?」

さっき僕といったのでおそらく男であろう男が聞いてきた。

「私はなんというか、あなたにつられただけです」

「あははっ僕も後半はそんな感じでした」

底抜けに明るい笑顔を向けられ、すっかり警戒心はなくなった。

でも、どうしてこの人ここにいるんだろう?

ここは偶然たどり着いた古い神社で、地元の人なんか普段から寄り付かなそうな雰囲気を醸し出している

すると待ってましたとばかりにニヤッと口角を上げると、

「それはこっちのセリフですよ?桜さん?」

と、私の名前を呼んだ。

「えっ?」

なんで私の名前知ってるの?

初めて会う人だよね?

ここには今日きたばっかだし、江戸にこんな知り合いがいたわけでもない。

「あははっ混乱してますね〜♪」

してますね〜ってなんで楽しそうだよ

「そりゃしますよ。初対面の人が私の名前知ってるんですから」

「僕達、会うのは二回目ですよ?」

はぁ? ますますわけがわからない。

必死に記憶を辿るが、全く出てこない。

頭にはてなを浮かべていると、その人は寂しそうに微笑んだ。

「そのうち思い出しますよ」

うう。そんな顔されると無理にでも思い出さなきゃって思うやん!

「僕の名前は沖田総司です」

沖田総司?ああ新撰組の…

すごくレアな人に会えたなぁ

でもやっぱり、というかなおさら心当たりがない。

思い出せ〜〜………