私の名前は"未咲"
未来に大きな花が咲きますようにと、亡くなったおじいちゃんがつけてくれた大切な名前だ




私は永遠なんて信じない
なぜなら私の両親は離婚しているからだ。
両親が離婚してからお母さんとの会話はかなり減った
そして私は空っぽになった
でも私は恋をしていた

その人の名前は翔也
翔也は誰よりも笑顔が輝いていて、カッコよくて、運動神経が抜群で、誰からも愛される人だ

小学6年生冬。
私は翔也に告白した
幼稚園からずっと一緒にいたから返事は「イエス」に決まっているかと思っていた

私は翔也を呼び出し告白した………

「幼稚園の頃からずっと好きだった。これから先もずっと一緒にいたい。永遠なんて信じてないけど翔也と一緒なら永遠を信じられそうな気がするの。」

翔也は涙をポロっと流した。ーーーーーーー


「ごめん、本当にごめん。おれ未咲とずっと一緒にいられないし未咲を幸せにすることができない。おれ、、、引っ越すんだ…」

翔也はまるで捨てられた子猫のような声でそういった。




ほらね?永遠なんてないんだよ。
神様はいつだって私を不幸にする
だから永遠なんて信じられない
これから先もずっと……