その恋、あと3センチ






「ご褒美いらないんで明日は...」




「あ、いーんだ」




「ごめんなさい行きます」





くそっ。






弱み握られてなかったら.....!







「いい子いい子」





先生はそう言って私の頭を撫でた。








「帰るぞ」





そして荷物を持ちそう言った。





「はーい」






私も荷物を持った。





2人で教室を出るともう真っ暗だった。






「暗いな」






先生はそう言って教室の鍵を閉める。









ーーーーーー











「気をつけて帰れよー」






「はい、ありがとうございます」







学校を出ると、先生はそう言って帰って行った。







私もバイト先に向かって歩き始める。









あー、少し急がないとな。





準備もあるし。









私は少し体を伸ばすと走った。