「だって……先生だけなんておかしい」 「いいんだよ…… お願いだから、そうさせてよ」 先生はそう言って、困ったように笑った。 「でも………」 「俺は、叔父さんの仕事するし。 心配ない」 「………」 「わかった?」 先生は小さい子を諭すように私に言った。 「じゃあ、ね。」 ぶすっとしている私をよそに、先生は立ち上がってお会計に言ってしまった。 「まっ………」 先生の背中が遠い。 わからないけど、その背中にはもう 会えない気がした。