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「じゃあ今日はこれで終わり。
みんな寝坊するなよー」
始業式から教室に戻り、LHRが終わった。
担任がそう言うと、挨拶があり解散になった。
先生は…………今日1度も見てない。
教室、行っていいかな?
「桜ばいばーい」
「また明日ー」
「ばいばい」
愛ちゃんと美香ちゃんに手を振ると、帰りの支度をした。
「桜。」
すると青くんに名前を呼ばれた。
「あ、ばいばい」
「うん……その」
「?」
なんだろう。
「俺、あのバイト辞める事になった」
青くんは周りを気にしつつ、小声で言った。
新聞屋さんかな?
「そうなの?」
「うん…ちょっといろいろあって。」
青くん、顔色悪い。
どうしたんだ………
「青くーーーん!!迎えに来たわよーーーっ!」
すると教室に突然、金髪の綺麗な女の人が入ってきた。
「あーもう!ほんとにやめてくださいって言いましたよね!?」
青くんと知り合いみたい。
「えーっ、そんなこと言わないでよ」
「うるさいうるさい。俺はもう帰りますんで!
桜ばいばい」
青くんは面倒くさそうにその人の対応をした。
「あ。うん、ばいばい……」
「………ふーん、この子?」
すると金髪の人が私に気づいたようにまじまじと私の顔を見る。
「………えっと」
「ごめん桜。この人ほっといていいから。
行きますよ」
青くんはそう言ってその女の人と帰っていった。
……………辞めたのって、あの人のせい?
わからないけど、女の勘が働いた。


