「うちのクラス速い人多いから期待出来るねー」
「しかも結構総合順位良いから優勝できるかも!」
「応援がんばろっ!」
「うん!ね?雨倉さんっ!」
「へっ!?.....あ。うん、がんばる...!」
びっくりした。
私も会話に入ってたんだ。
「てか雨倉さんって長いから桜でいー?」
「それ。私も思ってた。」
びっくりした。
けど、私は首を縦に振った。
「私たちのことも呼び捨てでいーよ。
あ、名前しってる?」
笑いながらヘラりと言われた。
「愛-Ai-ちゃんに、美香-Mika-ちゃん。」
流石にそんなことはない。
仲良くしてくれてるのに。
私が二人の名前を言うと、彼女たちは嬉しそうな顔で笑った。
だから私も笑った。


