その恋、あと3センチ




「あ。2人とも来た。
これから100mリレーだよ!」



私と青くんがテントに開くと、クラスの男子が言った。


「おー」


うちのクラスは、足が速い人が多いらしいから期待できる。



らしい。



「雨倉さん!こっち!」




すると女の子が私を呼んでくれた。




「桜......よかったね」





そんな私を青くんはそう言って優しく笑った。




「うん、ありがとっ」




それに私も笑顔で返し、クラスメイトのところへ行った。