その恋、あと3センチ






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「おはよー」




「はよー」




「おはよう」





クラスに行くと、いつも通りのみんなで安心する。





私に気づかず、とくに変わったことはない。






つまり、私のバイトがバレていない証拠。







私は自分の席につく。






「はぁ」






そして小さくため息をついた。






..........昨日のアレ。







思い出したくないけど、やっぱり私の頭に残ってる。










しかもこれから本人が来るとかもう......









「はぁ」








ため息しかでない。






「朝からため息とかやめてくれる?」





そのとき、上から声が降ってきた。








はい?






私は見上げた。






「あ」