「はじめの2週間くらいは俺も一緒に行くから。」 外に出ると既にバイクに跨っている倉井くんはそう言った。 「あ、ありがとう....」 「別に、仕事だし」 ..........愛想悪。 私はバイクに新聞を積むと倉井くんからバイクの鍵を受け取りエンジンをつけた。 「.......行くよ」 「......はい」 ブォーン....... 大丈夫か、私。