しばらく歩くとそれらしき建物が見えてきた。





ここか。




私はそっとそこのドアを開けた。



「お、おはようございます」




そこには少し忙しそうに動いてる人が数人いるだけだった。





「あぁ!おはよう!君か!昨日電話くれたの」





すると私に気づいた1人の男の人が笑顔でそう言った。





「あ、はい。
これ履歴書で.....」






私は履歴書を出すとその人に渡す。






「うん、ありがとう」






その人は履歴書に目を通すと「あれ?」と声を出した。









「?」





なんだろう。




「この学校....」




その人はそう呟くと「青くーん」とだれかの名前を呼んだ。





そして呼ばれた人が来た。





あれ...この人確か....





「なんすか」




「この子!今日からバイト入ったんだけどね、青くんと同じ学校なんだよ。
いやー、こんな偶然あるんだね!」





「あ....はぁ、そうですか」





やっぱり!この人同じクラスの倉井青-Kurai Ao-くんだ!