あれから一週間
覚えたての仕事をひたすら身体に馴染ますためにむくんでしまっているおぼつかない足を動かしながら働いたスタッフからの評判もよく村田さんに褒められたい一心で頑張るようになっていた
「明日から新卒がくるんだよね」
「新卒ですか?」
「ここにくる新卒くそしかいないんだよねー」
お客も落ち着きフロントでまったりしていると店長である村田さんが困った顔をしながら言うと困り顔のワケを言うように林さんが付け足した
「21だから絢ちゃんより上なんだけどさ、絢ちゃんは仕事できてるからいいとして…なあ?」
またもやさらっと自分を褒め称えてくれる言葉に内心喜びながら村田さんの顔を見つめ首を傾げた
「そんなひどいんですか?」
確かに自分は1年社会経験をはやくしているが1つ上の学生あがりからの人間とそんな大差ないし、なにより仕事はやる気だとおもうけどなあ
そんなこんな考えてたら咄嗟に横に首を振り金髪の髪をなびかせ〝ひどいってもんじゃないよ!″と経験を元にする言い方をし同意を村田さんに求めるも村田さんは意味ありげに〝来ればわかるよ″と笑って仕事に向かった
でも、自分は今まで歳の近い人間と働いた事がなかったため二人とは裏腹に友人になれればいいなあと呑気な思想をしていた
明日かぁ…たのしみだなあ!
どんな子がくるんだろうっ
