揺らぐ波。


飛び散る水しぶき。


日差しが優しい太陽の下。



水に恋い焦がれた一人の人魚がまるで舞うように泳いでる。






そうなると僕はさしずめ王子様、だろうか。




でも決して僕は助けてくれた人を間違うような馬鹿ではないから、シスターを選ぶことはない。



僕らはいつだってハッピーエンドと決まっているのだから。